あたたかい奇跡に触れたい人へ。村山早紀「ルリユール」
こんにちは。
今日は台風に備えて家で籠城してます、okapです。
コナリミサト「凪のお暇」で出てきた、なんちゃってロイヤルミルクティーをたくさんつくって、本を読みました。
村山早紀「ルリユール」
ずっと前に買って、積ん読していた本です。
読書アカウントを作った際にツイッターでお見かけして先にフォローさせていただいておりました。
順番が逆になってしまいましたが、やっとこさ読むことができました。
読んでいて、何度も何度も泣いてしまいました。
人(たまに人でないもの)が人を大切に思う暖かさに。
あのとき、こうすればよかったという後悔を、大なり小なり、誰しもが抱えながら生きているということに。
受け止めきれないぐらい悲しいことがあっても、側にいてくれる人がいればきっと幸せだろう。
もし、誰もいないとしても、歌が、本が、思い出が、寄り添ってくれるだろう。
私が持っている本といえば、文庫本がほとんどですが。
実家にある、たくさんの絵本。
何度も繰り返し読んだ、大切な本たち。
今にも寝そうな声で読み聞かせをしてくれた母親。
風邪をひいて寝ている父親に、絵本の読み聞かせをしてあげた幼い自分。
日に焼けて、色褪せても、満ち足りた幸せの思い出が詰まっているから、その一冊を大切に持とう。
そう思える小説でした。
村山早紀さんもあとがきで書いてらっしゃいましたが、「ルリユールおじさん」もとても素敵な絵本です。
実家に帰ったときに、また読もうと思います。