【第19話】おかざき真里『&』一人で越えるのがしんどい夜に。
こんにちは。
今朝、というか昼は、久しぶりに死ぬほど仕事に行きたくなくなったのですが、なぜでしょうか。okapです。
なんとか這い出して行きました。
こういう日は、逆に早い時間にお客さんに来てもらった方がいいですね。
喋ってるうちに、気が紛れました。
とはいえ、帰り道、しんどいことには変わりなくて。
ひたすら、おかざき真里さんの『&』を読んでいました。
なんでしょう、自分よりも疲れている人を見ると、少し安心するような。
お化け屋敷で、自分より怖がってる人がいると、逆に落ち着く、みたいな。
違うかな。
まずそもそも、おかざき真里さんの絵を見てるだけで、落ち着くんですよね。
とても、水分とか湿気を感じる。
登場人物の心に触れられそう。
そんでもって、漫画でしかできないことをしてるように思うんです。
言葉だけじゃなくて、背景に描いてあるモチーフとか、比喩とか、全てに意図があるような。
無駄なことは一切ない、そういう美しさを感じます。
だからでしょうか。その美しさに触れるだけで、心と頭のネジがふっとゆるむような気がします。
もちろん、お話も、ものすごく好きです。
登場人物の一人ひとりが、物凄く、かっこよくて、かっこわるい。
それぞれのかっこわるいところも見せてくれるので、全員、愛おしいなあと思います。
皆がどうか、自分の納得のいく人生が送れますように。