風早小夜子のブログ

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【第17話】柚木麻子『ランチのアッコちゃん』疲れて何もする気がおきない人へ。

こんにちは、okapです。

昨日は会社がなくなって浮かれていましたが、風強すぎて恐怖であまり集中できなかった……。

皆さま、お気をつけて。

 

さて、そんななかでも、どうにか読み終わったので、紹介します。

柚木麻子『ランチのアッコちゃん』

「読むとどんどん元気が出るスペシャルビタミン小説!!」と帯に書いていますが、まあその通り!

 

 

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

 

 

 

 

冒頭、恋人にフラれた直後の、いかにも自分に自信がない、地味な主人公・三智子からお弁当を恐喝するアッコさん。嘘です、恐喝はしてません。

落ち込んで食欲がなかった三智子のお弁当を食べたアッコさんは、ある提案を持ちかけます。

それは、三智子がお弁当をつくってくることと引き換えに、アッコさんの定番ランチを食べに行くこと!

最初は半信半疑の三智子でしたが、アッコさんのランチコースを巡るたびに、「明日はどんなランチだろう」とワクワクし始めます。

そして、少しずつ、自分の持ち味を発揮し始めるのです。

 

 

なんでもお見通しのアッコさん。

45歳独身。がっちりした肩幅。身長173センチ。黒髪のおかっぱ。一人黙々と仕事に励み、成果を上げる。

カッコよくも、近寄りがたいアッコさんですが、優しくてお節介な一面も垣間見れて、思わずファンになってしまいます。

 

 

私は最近、仕事で疲れ果てた日なんかは、重たい本は読めなくなってきました。

この本は、そんなときに最適です。

軽く読めて、フッと微笑み、いつのまにか元気になっている。

そんな素敵な本です。