将来の選択肢を広げるために勉強しましょうって言うけど、それだけでいいの?
こんにちは。
元上司と飲みに行ってきました、okapです。
今回は、閑話休題として、本の紹介ではなく、最近考えていることを。
ブログというものにてんで興味がなかったのですが、今こうして自分でブログを書いています。そのきっかけの一つは、プロブロガーのあんちゃさんです。
彼女は、新卒で入った会社を2年目に辞めて、ブロガーとして独立しています。
ちょうど、私は今、新卒で入った会社の2年目なんですね。
なんとまあ、タイムリーな。
ここでは、彼女に倣って、自分の思うことをそのまま書いてみようと思います。
アソビくるう人生をきみに。 好きなことを仕事にして、遊ぶように生きる人生戦略
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自分のやりたいことって、なんなんだろう。
まだ2年目ではありますが、学習塾に就職した私は、それなりの数の子どもたちに出会いました。
ときには、「この子は何が楽しくて生きているんだろう」と思うぐらい、将来について・志望校について、自分のやりたいことを答えられない子がいます。
将来どうしたいの?何がやりたい?
そう聞かれて、特に何も思い浮かばない。
もしくは、いい学校にいって、いい大学にいって、いい会社に就職すると答える。
そんなとき、私はこう答えます。
特にやりたいことがないなら、いずれ見つかったときのために、選択肢を広げておこう。そのために、勉強がんばろう。
でも、これでいいんだろうか。
じゃあ、いつ、その広がった選択肢から、将来を決めるの?
そのときに、何を基準に、それを選ぶの?
自分が何をしたいのか考える耐性をつけないまま、決断の場面にきたときに、果たして自分の意志で選択できるんだろうか。
「決めなきゃいけないときになったら、決められるだろう」という意見もあるでしょう。
確かにこれも一理あります。
私は自分が優柔不断だと知っているので、料理店で注文が決まってないのに店員さんを呼んだりします。来たら強制的に決めざるをえないから。
そのとき、「やっぱりあっちにしておけば……」と後悔することもありますが、たいてい出てきた料理を美味しく食べて忘れます。
どうしても気になる場合は、もう一度食べに来たらいいのです。
じゃあ、やっぱり、決めなきゃいけないときに、決めたらいいじゃないかと、思うかもしれません。
でも、上記の料理の話は、「食べたいものが複数あって選べない」場合であり、「食べたいものが何もないけど、とりあえず選ばないといけない」状況ではありません。
ま、食べる気分じゃなかったら、お店には行かないか。
「何もやりたくないけど、生活するために取り敢えず働かないといけない」から、目の前にある選択肢のなかから、一番マシそうなものを選択する。
そして、嫌だなあと思いながら毎日働いて、たまの休みに一息つく。
私は、そういう人生は嫌だなあと思うし、子どもたちにも、そうなってほしくはないなあと思います。
どうせ生きるなら、楽しいことだけやって、生きていきたい。
好きなことを仕事にしたい。
どうせできないと諦めるんじゃなくて、まずは、実現できるように、努力したい。
私は今まで、たくさんの将来の夢を思い描いてきました。
うさぎ、ケーキ屋さん、医者、国連職員、作家、小説家、NPO法人で働くこと、カウンセラー……などなど。
しょっちゅう変わるけど、そのたびに、本気でいいなあと思ってきました。
国際関係の仕事に興味があったから、大学の学部は国際系を選びました。
在学中に、教育、それも国内の教育に興味が移ったから、就職先は学習塾にしました。
そして今、悩んでいます。
私が本当にやりたいことは、教育なんだろうか。
好きで好きで仕方がないことは、なんだろう。
本を読むのが好きです。
いつか、自分も小説家になりたいと思ってきました。
このまま、諦めてしまっていいのだろうか。
一つのところに留まりたくありません。
その日どこに行くか、毎日決められる生活がしたいです。
実現する方法はないだろうか。
来年あたりに仕事を辞めるような気もします。
それじゃあ、私は、無駄な時間を過ごしたのでしょうか。私の選択は、失敗だったのでしょうか。
答えはNOです。
就活していた当時の自分は、ベストな選択をしたと自信を持って言えます。
全てを納得ずくで入った会社だったけど、自分のやりたいことを考え続けていたら、少し違う未来を望むようになっただけです。
自分の心に正直であり続けようとしたから、見えてきたことです。
文章を書くのが好きです。できれば、これを仕事にしたいです。
そのために、まず第一歩として、ブログを始めました。
どうか、子どもたちが、自分のやりたいことが何か、考え続けられますように。
そのために、今の職場にいる限り、子どもたちに質問をし続けます。
人は、聞かれたら、考えるから。
何度も何度も聞くから、そのたびに、少しずつ、考えてほしい。
考えがまとまってなくてもいいから、それを、伝えてほしい。
人は、話すうちに、考えがまとまることもあるから。